『医学の父』と言われるヒポクラテスがかつて語った内容と上部頸椎カイロの哲学は非常に似ています。
健康を考えるうえで最も大切なことは、『自然を観察し、自然から学ぶことです。』科学や医学的な知識を得ることではありません。
ヒポクラテスの言葉の中には自然の摂理に沿った健康や医療のあり方を示したものがたくさんあります。その中でも一番に紹介したいのはこちらの言葉です。
“Everyone has a doctor in him or her; we just have to help it in its work. The natural healing force within each one of us is the greatest force in getting well.”
『人間は誰でも身体の中にドクターを持っている。医者はその内なるドクターの仕事を手助けするだけの存在である。私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである。』
ヒポクラテスの健康に関わる言葉はまだあります。それらの多くは私たち上部頸椎カイロプラクターが常に患者さんに伝え続けているものでもあります。
“Illnesses do not come upon us out of the blue . They are developed from small daily sins against Nature. When enough sins have accumulated, illnesses will suddenly appear.
『病気は前触れもなくやってくるものではない。自然に反した日々の問題行動により病は育っていく。そしてその問題行動が限界まで積み重なったとき、病気は突然、身体の表面に症状として現れてくる』
(患者さんには、突然症状が出たり病気になったりはしないこと。問題のある生活習慣の積み重ね、そして脳からの神経伝達の問題が今、症状や病気として出ていることを伝えています。)
“To do nothing is sometimes a good remedy.”
『何もしないことが時にはよい改善策となる』
(「健康のために!」とやっていることが逆に健康を悪化させていることがあります。患者さんには、自分の身体の中にいるドクターに治療を任せて焦らず待つこと、そして「健康のために」という行動を起こす時は慎重になることを勧めています。)
“Everything in excess is opposed to nature.”
『どんなことでも行き過ぎると自然に反することとなる。』
(人間を含めた自然界は適切なバランスによって構成されいます。バランス、それは健康を考えるうえで欠かせないキーワードなのです。患者さんには、食事や運動、考え方を含めどんなことでも常にバランスを心がけることを伝えています。)